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【緑との繋がりを整える】昭和町の家 2期工事完成
2025/11/13
以前の ブログ で、1期工事をお伝えした昭和町の家。
初秋に2期工事が完成いたしました。
■ストーリー
昭和町の家 の M様は、ご主人と奥様の2人暮らし。
市街地の中古住宅を購入して、
これまで少しづつ手を加えながら住まわれてきました。
今回の計画のきっかけは「娘さんが出産後に一時帰省する」予定となったことでした。
生まれたての赤ちゃんを連れて帰ってくる事になったのです。
これを機に、
・冬は寒かった窓辺や玄関
・でも、お庭が好きなので、外部と積極的に繋げて風通しも良くしたい。
・今まで気になっていた経年劣化した内外装
・モノが出しっぱなしになりがちだった収納計画
などなど、事象を整理しながら改善するリフォームを行うことになりました。
■玄関ポーチ

施工前は、劣化と性能不足が顕著だった鋼製玄関ドア。
外壁材は昔の窯業系外壁材で、汚れや釘まわりの剥離が起こっていました。

玄関ドアは、植物のツルを模したロートアイアン調の断熱ドアに交換。
施工範囲のメイン外壁材は、ガルバリウム鋼板を使用した金属サイディング。
雨当たりの弱い玄関周辺のみ、石目の窯業系サイディングとして玄関ドアを引き立てています。
■玄関 内部


お客様は玄関内部に自転車を仕舞うスタイル。
・内壁を傷めない様に と、
・壁紙とのコーディネートを考慮して
構造用合板で腰板を作成。
ウイリアムモリスのザクロ柄クロスと組み合わせました。

笠掛として、真鍮製のバーを設置。
その上部には新しいサッシを設置して、通風と明るさを向上させています。
■和室

玄関のすぐ隣には和室。
こちらで娘さんとお孫さんが泊まる予定です。
ただし、施工前は床下も天井裏も全く断熱材の無い状態。
結露による劣化で、天井仕上げ材も色褪せていました。

床下には根太寸法に合わせたネオマフォーム(厚さ45mm)を充填し、テープ処理することで気密性も向上。天井は解体せずに小屋裏に潜って断熱補強。厚さ100mmのグラスウールを2層に敷き込むことで断熱欠損にも配慮しています。
畳はカビが発生しにくい和紙製の畳表をチョイス。
天井仕上げは木目を選定したラワンベニヤを既存に上張りしています。
■縁側

和室と隣接する縁側は広さ4帖分。
ただし目的の定まっていないスペースだったため、有効利用されていませんでした。

改修後は、
「庭を眺めるカウンターデスク」と「収納室」の2つに明確に区分けしました。
奥行30cmだけ出窓で空間を広げて、新しい居場所をご提案。

こちらの窓は南側で日当たりも強め。
窓はもちろん高性能トリプルガラス樹脂サッシですが、外部にはスダレを掛けるためのバーも設置しています。屋外側で日差しをカットすることで真夏でも快適です。
M様「ここでパソコンを開いたり、お友達とお茶するわ~」


夜にはプリーツスクリーンを降ろして。
壁面に付けた紫色のブラケット照明は、M様が以前に雑貨屋さんで衝動買いしたもの。
「どこかで活かして欲しい」とのリクエストにご提案させて頂きました。

収納室は用途に応じて固定棚と可動棚の組み合わせ。
固定棚の下台は、一時的な布団置き場とするため引き出し式に。
天板下部分には大工さんが手掛加工もしてくれました。
■ダイニング

ダイニングでは、壁が耐力壁(地震に抵抗する壁)でないことを確認してから解体。

天井仕上には、三重県熊野市でつくられた杉の小幅板風羽目板を採用。
和と洋の中間的な雰囲気を演出します。
「天井がキレイで見惚れるわ~」とのご感想も。

壁面収納を造作で設置して、雑多に仕舞われていた小物を全て収納できるようにしました。
テレビも家具の中で壁掛設置。

こちらの空間も、
M様が選んだのはウイリアムモリスのクラシックな花柄クロス。
「ちょっと派手くらいが心地いい」と、明るいS様らしいチョイスです。

収納の一部はプリンターを納めて、スライド式に引き出せるように。

以前からあった天井照明も、より引き立ってくれたようです。
残暑も涼しく過ごせていた様ですし、
寒くなってきた現在も快適そうで何よりです^^
