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性能向上リノベ 来迎寺の家 進捗④ 増築 + 外装 = 建物の表情をつくる

2026/01/09

1/17(土)18(日)に完成見学会を予定しております「来迎寺の家」

前回ブログ の 延長で、工事内容の解説です。


■外張り断熱が終ったら


耐震面材工事・外張断熱工事が完了すると、外周面は2次防水層となる透湿防水シートで覆われます。
透湿防水シートがあることで、万が一 外壁(一次防水層)の下に雨水が入ったとしても建物内への雨水侵入を防ぎます。
弊社が標準仕様としているのはデュポン社のタイベック。見た目は他社製品と何も変わらない様ですが、強度(施工性、経年耐久性)が別格なのです。

こちらはエアコンの冷媒配管貫通箇所。気密性と防水性確保のため、各貫通箇所には専用部材をあらかじめ取り付けます。タイベックの上には外壁下地用の胴縁材。

ここまで来たら、一次防水層となる外壁材を張っていきます。
今回使用するのはガルバリウム鋼板。
高耐久な上に価格もこなれています。
写真は北側面ですが、縦方向5.5mの長さを1枚もので張れるので防水性にも優れます。なおかつ継ぎ手が無いので見た目も良し。


■庇を増築する

外壁の施工と並行して、部分増築の段取りを進めます。
大工さん、材木屋さん、そして現場監督が集まって設計内容を再検討。
みなさん大ベテランばかりなので私(設計担当者)は安心なのです。

建物西側に庇屋根をつくります。
1F西側はお客様が楽しみにしておられる、趣味の武道を行う広い部屋。
その趣味室と道路(町)との間に庇屋根を設置します。

高級材は使用せず、こなれた価格で手に入る「汎用材」のみで作成。
軒裏(天井)も屋根下地となる構造用合板をそのまま見せています。

庇の下には、汎用ヒノキ材で作成したデッキ。

デッキは段差を付けています。
道場の開口部に接する部分は、フロアレベルに近づけて。
デッキの約半分は階段形状に一段下げて。ここは地盤面+400mm程度となりベンチとしても機能します。

この「縁側ベンチ」からは片貝まつり名物の四尺玉の観覧も。
※お客様からLINEで動画を頂いていたのですが閲覧期限が。。。泣

ビフォア写真との比較。

施工後はサッシの配置・数を整え、黒いガルバリウム鋼板で包むことでスッキリとした印象になりました。接道側に設けた庇屋根によって、町との関係性も柔らかく。印象だけでなく、町行く人が休憩できる縁側ベンチが物理的にも優しい。
そして、物件は積雪量の多い越路地域。開口部に面した箇所には 雪国定番の落とし板を設置。

趣味室内部から見るとこんな感じ。
西日がスリット状に差し込みます。

落とし板が無い状態。庇屋根ひとつで、町との関係性はずいぶんと変わります。