工事進捗 長岡市耐震改修工事

長岡市耐震改修工事進捗④-基礎補強、before、after、完了検査-

2023/09/01

長岡市耐震改修工事は約2か月間の工期を終え無事に完了しました。

足場が外れたあとに基礎のひび割れ補強工事。補強には㈱日本衛生センター社の『ソリッドリメイン』を採用。

基礎補強ソリッドリメイン:㈱日本衛生センターHPより抜粋

劣化したコンクリートの基礎補強・補修工法

橋脚や高速道路の補強等の公共工事にも用いられる信頼性の高い「連続繊維シート補強工法」。
当社の『ソリッドリメイン』は、アラミド繊維シートをエポキシ樹脂でコンクリート表面に接着固定させる特殊なハイブリッド工法になります。
従来のコンクリート増し打ち工法や鋼板巻立て工法等と比較して低コストである上に、短期施工が可能。
劣化・クラック(ひび割れ)が生じたコンクリート基礎の補強・補修に適切な工法です。

基礎のひび割れが軽微でかつ範囲も少なかったため、今物件は現場監督が施工。

まずは接着材の役目をする「プライマー」を塗布

次の補強剤をまんべんなく塗布

補強剤の上から引っ張る力に強い「アラミド繊維シート」を浮かないように空気を抜きながら貼り付けていきます。

最後に補強剤を再度塗布して乾けば完了。これ以上ひび割れが進行せず、かつ、割れた部分の補強にもつながります。

基礎補強工事で無事に全工程が完了。

ダイニングキッチンのビフォー写真。奥様は「西側の大きな窓からの日射で夏は料理中暑くて大変」「冬は足元が冷えて寒い」とのことでした。

アフター写真。窓は必要最低限の大きさ、かつ、ガス入り遮熱タイプのペアガラスにし、作り付けの棚も作成。床はオーク材を使用し、床・壁・天井にはしっかりと断熱材を施したのできっと快適な空間となることでしょう!

寝室のビフォー写真。こちらも断熱材も入っておらず、また、西側には幅2メートル50センチ、高さ2メートルもある大きな掃き出し窓が。そんな様々な要因が重なってこの部屋も「夏暑く、冬寒い」部屋でした。

寝室のアフター写真。寝室も窓を小さくし、ガス入り遮熱タイプを採用。天井は施工しませんでしたが、壁と床にはしっかり断熱材を施工。床材はパインを使用。特有の弾性があり、木材の中では柔らかい部類に入るため足腰に優しく、冷たくならないなどの特徴があります。木のぬくもりも感じられる穏やかな寝室となることでしょう!

和室床の間のアフター写真。床柱や落とし掛け、長押など残すとこは残し、耐力壁とするところだけを解体した床の間。きれいに復旧できました。

和室には床断熱材にプラスして、下地板同士に隙間が生じていたため気密テープで隙間の処理。ちょっとした一手間ですが床下冷気を抑えることにつながります。

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最後に第三者機関であるJIOの完了検査を受けて無事に完成お引渡し。

地震に強く、断熱強化もしたお住まい。安心して生活していただけることでしょう。この度はリノベ専科 住み継ぐ家にご依頼いただき誠にありがとうございました。