リノベーション工事 工事進捗 減築 窓リノベ 補助金 長岡市性能向上リノベーション 長岡市耐震改修工事
長岡市-性能向上フルリノベーション工事 進捗③ -スケルトン解体工事、耐震補強、防腐防蟻、防水対策-
2025/09/05
基礎補強工事が完了し、いよいよスケルトン解体工事を開始。

天井を解体すると立派な丸太梁が全容をあらわしました。雨漏れや腐食はなく、50年以上にわたりこちらのお住まいを守り続けていました。
構造躯体として残す梁なのでリノベーション後もしっかりと支え続けてくれることでしょう。

柱、梁、屋根材を残し解体完了。住まいの形は残しつつ、間取りのリノベーションはもちろん、ここから『耐震』『断熱』『劣化対策』の強化を施していきます。
■まずは屋根から。


屋根の下地板を貼ったあとは仕上げ材施工前に防水シートを敷きます。万が一仕上げ材の劣化や穴あきが起こったとしても、直接屋内に侵入しないように二次防水の役割を担います。
屋根と壁がぶつかる部分は防水シートの立ち上がりを確保。基準(25㎝以上)を確保しているか現場監督がメジャーで確認します。チェック完了後に屋根の仕上げ工事。瓦から板金屋根に葺き替えます。
■耐震補強工事

内外共に耐力壁を耐震補強計算に基づき取り付けます。間違いのないように番号をふって計30か所以上の耐力壁をチェックしていきます。

より強固な耐力壁とするために、耐力壁の取りつく柱や土台、梁には金物を設置。建物全体が一体となるために補強します。

長岡市の耐震補助金を利用しているため、補強工事部分が完了したあとは市役所の立ち合い検査を受けます。図面通りに施工されているか、計算通りに施工されているか、耐力壁を留めるための釘や金物はしっかりと施工されているか、などを確認していただきました。
※今年度は長岡市耐震改修工事の補助金額の上限が120万円から140万円に引き上げられました。今年度分の補助金は9/5現在まだ終了していないため、ご興味のある方はぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。
(ただし、申し込み期限10月31日かつ令和8年1月20日までに工事を完了する必要があるため、工事内容によっては今年度は間に合わない可能性があります。)
■防腐防蟻対策

地面から高さ1m以内にある柱等には、シロアリ対策用の薬剤を塗布。1本1本丁寧に塗布して対策します。
■LDKの窓開口

間取りのリノベーションで一番日当たりの良い場所、庭の見えるロケーションのところにLDKを配置。LDKのコーナーに窓を配置する設計としました。取付け高さも何度か検討し、写真のような開口となりました。今までのお住まいの間取りでは見えなかった庭の植栽がしっかり見えて良い感じです♪
■耐力壁、窓開口完了

■窓設置、防水チェック

耐力壁工事が完了し、窓を取付け、屋根と同様に壁にも防水シート(屋根と壁では採用する材料が異なります。役割毎に使用する材料を選定します。)を設置。
雨漏れの原因として施工の不具合や瑕疵以外であれば経年劣化によるところが大きいですが、万が一雨が外壁の裏側に侵入しても、屋内に入らないように防水シートを設置します。さらに防水の観点からも多きな雨漏れの要因である窓廻りは特に入念に防水のテープもしっかりと貼って対策。

窓と同様に換気扇の穴やエアコンの穴周りも防水対策を施し、1か所ずつ現場監督が写真を撮りながらチェック。細かな積み重ねが重要な部分です。
■外壁施工前防水シート施工完了

窓と壁の防水シートが完了。壁の防水シートは湿気は通しますが、水は通さない優れもののため、ここまでくればもう雨が降っても大丈夫。
次回は断熱工事、外壁工事をご報告します♪
■過去の記事はこちらから
長岡市-性能向上フルリノベーション工事-ご契約いただきました – 株式会社大庄