「性能向上リノベーション」って何?

「リフォーム」という言葉はおそらく10年以上前から一般的に用いられ、ここ数年では「リノベーション」という言葉も広く使われるようになってきました。
どちらも住宅などの改修を指す言葉ですが、どうやら明確な定義はないようです。

なんとなくイメージとして
リフォーム → トイレやキッチン、または内装などを新しいものに入れ替える
リノベーション → 倉庫などをオシャレな店舗に改装する
のような感じでしょうか?

もちろん定義がないので正解はないのですが、当社が行う「性能向上リノベーション」というのがどういうものかをご説明したいと思います。

性能向上リノベーションは住宅業界で最近注目されているワードです。
新築着工が少なくなり、空き家が膨れ上がる中、現在ある資源(空き家などの中古住宅)を利用しようとするのは当然の流れだと思います。
ただ、新築と違い、中古住宅を利用する場合は、どの程度まで修繕するのかによって価格やその後の住環境、資産価値、耐用年数などが全く違ってきます。

例えば見える部分(トイレ、お風呂、キッチンなどの水まわりや壁紙など)だけを綺麗にする方法もあります。
ただし、これだと壁の中や家の構造は古い家のままです。
見た目だけが新しい昭和の家に住んでいるようなものです。

昔の家は耐震強度や断熱・気密性能において、今の家(と言ってもそのレベルも様々ですが)に比べるとやはり大きく違うものが多いです。
もしかすると柱や土台が白蟻の被害にあっているかもしれません。
壁の中でカビが発生しているかもしれません。

今後長く住み続ける家であれば、リノベーションをする際にきちんとした性能にバージョンアップする必要があります。
これが「性能向上リノベーション」です。

性能向上リノベ住宅「インナーガレージのある家」

ただし、これにもまた様々なレベルがあります。どの程度の性能にするかは、色々な判断があると思いますが、私たちがおススメしているのは、夏冬エアコン一台で全館冷暖房ができるレベルの断熱気密性能と、耐震等級が最高レベル3相当(耐震等級は新築時の基準なので、リノベーションの際は耐震等級3相当と記載しています)の耐震性能です。

このように、住宅はリノベーションによって超高性能住宅に生まれ変わらせることができます。これが当社が提案する「性能向上リノベーション」です。