リノベーション
インナーガレージのある家
【物件DATA】
築44年
延床面積:138.85㎡
【性能値】
Ua値 : 0.19 w/㎡・K
C値 : 0.3
Iw値 上部構造評点:1.51
暖房負荷 : 34.80 kWh/㎡(Qpex)
冷房負荷 : 21.44 kWh/㎡(Qpex)
【コンセプト】
ご要望①
■間取り、意匠について
・車、バイク2台、タイヤを入れるインナーガレージが欲しい

※緑線:敷地 赤線:建物
インナーガレージについては、増築では敷地の状況をかんがみても余白はほとんどなく、かつ、建築基準法上の面積規定(敷地に対する建物の面積割合:建ぺい率という)もオーバーする可能性が高い。
そこで、東側道路に面した2間続きの和室をガレージにリノベーションすることをご提案し、ご採用いただいた。
インナーガレージは玄関に隣接させ、雨に濡れずに出入りできるように設計。ちょっとした間取りの工夫ではあるが、お施主様には大変喜んでいただいた。

before
居間と客間の2間続き和室
家族数の変化に応じて、ほとんど使われなくなっていた
after
大型の車1台、バイク2台
タイヤ、洗車道具、他
たっぷり収納できるインナーガレージへリノベーション

after
■玄関
玄関戸(黒色のドア)の左側に見えるガラスドアがインナーガレージへの出入り口
ご要望を応えつつ、プラスアルファのご提案を心がけている

ご要望②
■性能について
・断熱には手を抜かない(コストをしっかりかける)
「とにかく寒い」



リノベーション前は壁や床下に断熱材はなく、天井にかろうじてあった断熱材も経年で役目を果たし終えていました。




床(基礎)、天井、壁、窓にいただいたご予算をフル活用して可能な限りの断熱改修を実施
Ua値 : 0.19 w/㎡・K HEAT20のG3グレードまで性能向上を実現
・耐震性の向上

昭和45年建築の旧耐震基準時の建築のため、耐震診断では「倒壊する可能性が高い」という結果に。

リノベーションでは耐震補強を行い、Iw値 上部構造評点:1.51を実現